不妊症の原因について~男性編

不妊患者全体から分かる男性不妊症の割合

男性側に何らかの原因があり、なかなか妊娠に至らないことを男性不妊症といいます。

女性に起こる症状だから関係ないと考えている人も多くいますが、実は約48%は男性が関係していて、不妊患者の約半数が男性であることが分かるのです。

女性側であったり男女に原因があることも少なくありませんが、ここでは男性不妊症の原因について紹介します。

男性因子とは

女性がもつ卵子と男性がもつ精子が出会い受精卵ができることで、子宮内膜に着床して妊娠することができます。

その過程で射精や精子に問題がある場合に受精がうまくいかないため、男性不妊症と呼ばれるのです。

原因には造精機能障害・精路通過障害・精路感染症のほか、性機能障害の勃起障害と膣内射精障害も含まれるのです。

女性同様に子どもを望んでいるなら、それぞれの男性因子について理解しておくようにしましょう。

造精機能障害

造精機能障害のさまざまな症状

男性因子の約80%を占めていて、精巣やホルモン分泌の異常によって精子を作り出す機能に問題がある状態です。

健康な精子を作り出せないことから、数が減ったり運動性が良くないといえます。

症状には段階があり、精子無力症や乏精子症・無精子症と呼ばれていて、受精できる確率は低くなるのです。

・乏精子症・・・精子が基準より少ない状態。

・精子無力症・・・精子の数は正常だが、運動率が悪い状態。

・無精子症・・・精液中に精子が全くいない状態。

無精子症はもちろん、精子の数が少なかったり運動率が悪い場合は、卵子との受精がおこなわれる卵管へ到達できる数が減って妊娠しにくくなります。

精路通過障害

精子は精巣できちんと作られているにも関わらず、精路(精子の通り道となる)が塞がってしまう状態です。

生まれつき塞がっていたり、精巣の炎症や睾丸(こうがん)の手術後、鼠径(そけい)ヘルニアなどによって精路がつまる場合もあります。

これらが無精子症や乏精子症などの、精子の減少につながってしまうのです。

また精路感染症によって精巣や尿道が炎症を起こすことでも、精路通過障害は引き起こされやすいといえます。

もし女性へ感染してしまうと、女性の不妊症の原因になるので注意が必要です。

性機能障害も男性不妊症の原因のひとつ

男性不妊症を引き起こす原因を表す円グラフ

妊娠、つまり受精卵の着床には精子と卵子が出会うことが必要不可欠なので、男性の勃起や射精に問題が起こる性機能障害も男性不妊症の原因といえます。

それはEDとも呼ばれる勃起障害と膣内射精障害であり、ストレスであったり身体的なことが影響しているなど、理由はさまざまです。

早漏や遅漏により、EDを発症し膣内射精が難しくなる、など男性不妊症につながる可能性があるので注意しましょう。

セックスレスも不妊症につながる

自然に妊娠するにはセックスをおこなうことが必要なので、セックスレスも不妊症の原因とされています。

そもそも1ヵ月以上、夫婦間やカップル間で性行為をしない状態セックスレスといい、その状態なら妊娠に至ることもありません。

さまざまある不妊のなかでも身体には何の問題も無く、妊娠したい気持ちはあっても性欲があまり生まれない、などという理由からセックスレスによる不妊症である、といえます。

ただしセックスレスでも精神的な理由があったり長期間続いたりすると、男性は勃起障害や膣内射精障害などにつながってしまう危険性もあるのです。

男性不妊症の原因はいろいろある

男性不妊症の原因の特徴を知ろうとする男性

このように男性不妊症の原因となる、造精機能障害・精路通過障害・精路感染症・性機能障害などの特徴を知ることで重症化を防ぎましょう。

ただし、原因として分かりやすい精子や精液の減少は、高血圧や精神安定剤などの薬の服用時、ストレスや睡眠不足、お酒の飲み過ぎ(二日酔い)や煙草の吸い過ぎなどが影響している場合もあります。

また、なかには強い不安や緊張によって、一時的にEDのような症状や精子や精液が減少するなどの症状が起きることもあるため、一度の検査で判断することもやめましょう。

そしてセックスレスやEDなどが悪化して、男性不妊症となる可能性もあるので注意が必要です。

原因を理解していれば、早い段階で気付くこともできるでしょう。

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