痛風の症状

痛風が起こっているいろいろな箇所

痛風の主な症状は足の親指が痛み出してはれ上がるというもので、名前の通り風を受けるだけで関節が痛むほどです。

このとき尿酸が結晶化して、足の親指の付け根や足首などの関節内で炎症が引き起こされることで激しい痛みや腫れを伴います。

これを痛風発作といい、症状があらわれてからしばらくして痛みや腫れはピークを迎え、1週間前後では症状が落ち着くのです。

しかしこれまでと同じような生活を続ければ、発作が起きて数日で治まることを繰り返すようになります。

尿酸値が常に8.5mg/dlを超えている状態になると、いつ痛風発作を起こしてもおかしくないのです。

症状は夜中や明け方に起こりやすい

夜と朝の月と痛風で痛がる男性

実際に痛風発作を経験したことがある方のなかで、激しい痛みが起こる前にむず痒いような感覚が関節に起きていた、というような前兆を感じていた方も少なくありません。

ほとんどの場合、飲み会などで暴飲暴食した日の夜中や明け方に、こうした痛風発作を引き起こしやすいのです。

ビールを中心としたお酒や飲みの席での食事に多い、肉や魚介類・干物・お酒の肴などはプリン体が多く含まれるため、急激に尿酸値が高まって痛風発作を引き起こしやすくなります。

痛風発作を引き起こす箇所

足の親指の付け根・足首・足の甲・アキレス腱の付け根・膝・手首などの関節部分。

また痛風が悪化すると、痛風結節や尿路結石ができることもあるうえに、一度発症しても症状が落ち着いたら終わり、というわけではありません。

痛風発作は繰り返すことが多いので要注意!

そもそも尿酸値7.0mg/dl以上という高尿酸血症の状態が何年も続くことで、関節内に尿酸結晶が増えて痛風発作を引き起こしやすい状況を作り出します。

そして痛風発作の際、その箇所では結晶を溶かす作用が起こっていますが、すべてではなく一部分しか溶けません。

さらに高尿酸血症である期間が長ければ長いほど、他に数多くある関節でも尿酸結晶が存在している可能性が高いのです。

つまり一度痛風発作が起きた後も変わらない生活を続けていれば、尿酸結晶が残っている箇所で再発する、というように激しい痛みを繰り返してしまうので注意しましょう。

痛風の合併症

尿酸結節と尿路結石で痛がる男性

症状に気づいてもしばらくしたら落ち着いてくると分かったら、痛みが我慢できる程度であれば放置してしまう人も少なくありません。

しかし痛風発作を繰り返す以外にも、関節部分に尿酸が蓄積することでコブのようなものができたり(尿酸結節)、腎臓や尿管・膀胱・尿道に結石ができる場合もあるのです。

さらには腎臓の働きを低下させる危険性があり、最悪の場合は腎不全につながるので透析が必要な身体になってしまいます。

そしてほかにも、肥満・高血圧・高脂血症・心血管障害・脳血管障害・尿路結石・慢性腎臓病を発症する方は、痛風患者であったり尿酸値の高い場合が多いのです。

痛風によく似た症状もある

足の指や足首などで起こりやすい痛風発作ですが、足や関節に痛みを引き起こすことで痛風の症状によく似ているとされています。

その症状には、外反母趾・偽痛風・回帰性リウマチ・蜂窩織炎(ほうかしきえん)・溶血性連鎖球菌感染での壊死性筋膜炎などがあるのです。

それぞれの症状と、痛風に間違いやすい点を紹介します。

痛風と間違えやすい症状

外反母趾足の親指の付け根が突出しているように変形し、少しの痛みが出やすい。炎症が起こると赤く腫れ上がって痛風発作のようになる。
偽痛風ピロリン酸カルシウムという結晶によって関節内で炎症が起こる。高齢者に多く男女関係なく起こるが、足首や膝に起きやすい症状が痛風発作に似ている。
回帰性リウマチ急に関節が腫れたり痛くなったりするが原因不明。男女に起きる症状で、尿酸値が稀に高いこともある。その場合医師でも間違える場合がある。
蜂窩織炎
(ほうかしきえん)
皮下組織が細菌に感染し、皮膚などが腫れあがる。腫れる箇所によっては痛風と間違いやすいが危険な症状であるため早急な病院の受診が必要。
溶血性連鎖球菌感染での
壊死性筋膜炎
「ヒト喰いバクテリア」と呼ばれ、筋膜に感染し組織を急速に破壊していく。全身に痛みや腫れ・熱などが広がる。医療機関での緊急処置が必要。

このほかにも、変形性関節症や変形性腰椎症による足の痛みやしびれ・関節リウマチなど足などの関節に痛みが生じたりすることで、痛風に症状が似ているとされています。

なかには早急な処置が必要な病気もあるため、放置せずきちんと対処しましょう。

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