ヘルペスの治りを早める!おすすめの治療薬

口の周りにできた水ぶくれがどんどん増えていく、性器に水ぶくれができてピリピリと痛むといった症状は、ヘルペスの可能性があります。

▶ ヘルペスの症状について

水ぶくれの発症部位によって呼び方が変わります

口唇ヘルペス = 口の中や唇に発生

性器ヘルペス = 性器に発生

どちらも単純ヘルペスウイルスという同じウイルスが原因で、痛みを伴う水ぶくれが特徴です。  ▶ ヘルペスと帯状疱疹の違い

ヘルペスは放置してもいずれ治りますが、水ぶくれや痛みと過ごす時間は1ヵ月ほど続きます。
しかし抗ウイルス薬を服用・使用すれば、治療期間が半分~1/3程度まで短縮できます。 もし「ヘルペスか単なる吹き出物か分からない」と悩んでいる人は、早めに受診して診断を受けると安心です。

ヘルペスは一度感染するとウイルスが体内に残るため、治ってもまた発症する可能性は高めです。
水ぶくれができる度に「また…」と思っている人は、再発したらすぐ対処できるよう治療薬を常備しておきましょう。

こんな人におすすめ 水疱ができると治ったあとも痛みが続くことがある そもそもヘルペスを繰り返したくない 再発してもそこまでひどくならない
薬の種類 飲み薬 塗り薬
有効成分 ファムシクロビル バラシクロビル アシクロビル
代表的な商品 ファムビル バルトレックス アシビルクリーム
ファムビル バルトレックス アシビルクリーム
2,840円
(12錠)
6,640円
(42錠)
1,340円
(10g)
特徴 従来のヘルペス治療薬よりも錠剤が小さく飲みやすい 再発予防効果60〜70% 軽症ヘルペスの治癒を早める
注意点 腎障害のリスクがある 肌に痛みや痒みを生じることがある

飲み薬を使った治療が一般的です

ヘルペスの治療では、飲み薬によって皮膚の内部からウイルスの増殖を抑える方法が一般的です。
塗り薬と比べて飲み薬の方が抗ウイルス作用に優れているため、飲み薬を服用する場合に塗り薬は必要ありません。

ヘルペス治療薬の購入方法

ヘルペスの治療薬は病院や市販などどこでも購入できますが、購入場所によって買える薬剤が異なります

欲しい薬や発症しやすい部位などに合わせて、利用しやすい購入方法を検討しましょう。

病院処方 オンライン診療 海外通販 市販 楽天
Amazon
飲み薬 × ×
塗り薬
特徴 発症部位に限らず診察、処方を受けられる 通院しなくても飲み薬が購入できる いつ再発しても対処できるよう事前購入しておける 口唇ヘルペスを再発した時のみ購入可能 市販薬と同じ薬がネットで手軽に買える

病院処方

こんな人におすすめ

・口の周りに小さなぷつぷつができているけど何の病気か分からない

・性器ヘルペスが再発したようだけど、手持ちの薬がない

症状が口や唇に症状が出ている場合には内科か皮膚科、性器に出ている場合には男性は泌尿器科、女性は婦人科を受診します。

これまでにかかったことはないけれど今ヘルペスの疑いがあるという人は、早めに病院を受診しましょう。
また性器ヘルペスが再発してしまった人も、悪化する前に抗ウイルス薬を処方してもらうと安心です。

病院では抗ウイルス薬の飲み薬が処方されるほか、体質や症状の程度によっては点滴を行うこともあります。

病院処方のメリット ・ヘルペスの診断を受けられる
・発症、再発しても、すぐに抗ウイルス薬を処方してもらえる
病院処方のデメリット ・性器ヘルペスの場合、内診や触診を行う場合がある
・再発の度に、薬代のほか診察費用がかかる

ヘルペスの診断方法

ヘルペスにかかると水疱やかゆみ、皮下の痛みなど特徴的な症状を伴うため、たいていの場合は問診と患部の視診で診断されます。
性器ヘルペスの場合は患部を医師に見せなければいけませんが、触診や内診が行なわれることはあまりありません。

検査を実施する場合には、患部から検体を採取する抗原検査、または血液を採取する抗体検査によって診断します。

オンライン診療

こんな人におすすめ

過去に口唇ヘルペスだと診断されたことがある

以前に病院で処方してもらった飲み薬が欲しいけど、病院へ行くのは面倒

皮膚科によってはオンライン診療に対応しており、治療薬を郵送してくれる場合もあります。
ただしヘルペス治療薬は、ウイルスが体内で増える前に服用・使用を始めなければ効果がありません。
オンライン診療では診療から薬の受け取りまでに時差が生じるため、再発に備えた事前利用がおすすめ です。

オンライン診療のメリット ・処方薬とまったく同じ治療薬が通院なしで買える
オンライン診療のデメリット ・初感染でヘルペスなのか分からない場合は、別途検査キットを購入して検体を返送する必要がある

海外通販

こんな時におすすめ

・ヘルペスが再発したらすぐに気づける

・頻繁に再発するので、すぐに治療できるよう飲み薬を持っておきたい

海外通販では、海外で製造・販売されているヘルペス治療薬を取り寄せます。
これは個人輸入といって法的に認められている安心・安全な方法で、医師の診断や処方箋は必要ありません。(厚生労働省-医薬品等の個人輸入について

「ヘルペスを繰り返すたびに病院へ行くのは面倒だけど、自然治癒を待つのもツライ…」という人は、 飲み薬を事前購入できる 海外通販がおすすめです。

海外通販のメリット ・安いジェネリック医薬品が揃っている
・事前に薬を購入でき、症状が出たらすぐに治療できる
海外通販のデメリット ・注文から到着まで2週間以上かかるため、症状が出てからでは間に合わない
・購入や服用は自己責任

市販

こんな人におすすめ

・過去に口唇ヘルペスだと診断されたことがある

・唇のキワにヘルペスが再発...!早く治したい!

市販されているのは「口唇ヘルペスの再発治療薬」と呼ばれる塗り薬で、 購入できるのは一度でも口唇ヘルペスの診断を受けたことがある人だけです。
初めて口唇ヘルペスにかかった人や性器ヘルペスの人は、市販薬を購入できません。

また、口唇ヘルペス再発治療薬は第1類医薬品に分類されているため、購入時には必ず薬剤師から説明が行なわれます。

市販のメリット ・ヘルペスの再発に気づいたらすぐ買いに行ける
市販のデメリット ・飲み薬は販売されていない
・性器ヘルペス用の薬は販売されていない

楽天・Amazonなどの通販

こんな人におすすめ

・薬剤師常駐の薬局が便利な場所にない

・仕事が忙しくて薬局が開いている時間帯に買いに行けない

市販されているヘルペス治療薬は、楽天やAmazonでも購入できます。
注文時に、過去の診断や再発の確認といった項目にチェックを入れる手間はありますが、 スマホ1つでいつでも購入できる利便性が大きなメリット。

薬局で直接購入する場合よりも手元に届くまでに時間がかかりますが、最短で翌日に受け取れるのですぐに使用を始められます。

楽天・Amazonのメリット ・再発に気づいてすぐに注文すれば、翌日~数日後に受け取れる
・24時間いつでも注文できる
楽天・Amazonのデメリット ・住んでいる地域によっては届くまでに日数がかかる
・飲み薬は買えない

ヘルペス治療薬【飲み薬】について

飲み薬の効果

ウイルス細胞の複製・増殖を抑制します

ヘルペスは、神経ないで増えたヘルペスウイルスが肌の表面に現れると水ぶくれが起きる感染症です。

飲み薬は体内でのウイルス増殖を抑えて症状を改善し、治癒までの日数を短縮します。

また、ヘルペスは症状が治まってもウイルスは体内(三叉神経内)に留っているため、体力の低下やストレスなどをきっかけに何度でも再発します。
数ヶ月のうちにヘルペスを繰り返しやすい人は、発症していない時期に治療薬の服用を始めると再発予防にも役立ちます

飲み薬の服用方法

ヘルペスが治るまで

飲み薬はウイルスの増殖を抑えることで症状を改善するため、なるべく早いタイミングで服用を始めましょう。

治癒までの期間を効果的に短縮できるよう、症状が現れてから3日以内の服用開始が理想とされています。
また、服用期間が完了する前に症状が治まっても、指定された日数服用を続けてください。

代表的な商品 ファムビル バルトレックス ゾビラックス
成分名 ファムシクロビル バラシクロビル アシクロビル
1回の服用量 250mg 500mg 200mg
1日の服用回数 3回 2回 5回
服用間隔 12時間毎に1回 12時間毎に1回 4時間毎に1回
服用期間 5日間 5~7日間 5~10日間
再発予防効果 なし あり なし

飲み薬の副作用

飲み薬の副作用

頭痛、傾眠、めまい、発疹、下痢、口渇、腹痛 など

ほかに、発症頻度はまれですが急性腎不全やアナフィラキシーショックなどを生じる恐れがあります。

服薬後に体調の異変を生じた場合には、医療機関を受診してください。

飲み薬の禁忌・注意

飲み薬の禁忌事項

薬の含有成分に対してアレルギー反応の既往歴がある人は服用禁止

飲み薬の注意事項

プロベネシド、シメチジン、ミコフェノール酸(モフェチル)、テオフィリンなどを服用している人、高齢者や肝機能障害がある人は服用に注意してください

ヘルペス治療薬【塗り薬】について

塗り薬の効果

ウイルスの増殖を抑えて痛みや水ぶくれなどの症状を改善

塗り薬は、皮膚の表面化に達したウイルスの働きを抑制することで水ぶくれや痛みを改善します。

皮下で増殖したウイルスには効果が及ばないため、軽症時・発症初期の使用がおすすめです。

塗り薬の副作用

塗り薬の副作用

塗布分の刺激感、かゆみ、発疹、乾燥、灼熱感など、血管浮腫、蕁麻疹 など

塗布した部分の副作用が長期化・重症化した場合は、無理に治療を続けず病院へ相談してください。

塗り薬の禁忌・注意

塗り薬の禁忌事項

薬の含有成分に対してアレルギー反応の既往歴がある人は使用できません

塗り薬の注意事項

妊娠または妊娠している可能性がある人は、使用について医師へご確認ください

ヘルペス治療薬についてよくある質問

ヘルペスになりやすい人はどんな人?

アトピー性皮膚炎の人は肌のバリア機能が低下しやすく、ヘルペスウイルスに感染しやすいと言われています。
アトピーでなくても、体調不良や発熱、ストレスなどで免疫力が低下している時は再発しやすいので注意が必要です。

ヘルペスと帯状疱疹は違いますか?

ヘルペスは単純ヘルペスウイルスが原因で、帯状疱疹は水痘・帯状疱疹ウイルスが原因です。
どちらも小さな水ぶくれがやピリピリとした痛みが起きる点、一度かかるとウイルスが体内に残り続けるという点は共通です。
ただし発症部位は異なり、ヘルペスは口や性器に現れ、帯状疱疹は上半身の片側に現れます。
また、帯状疱疹は水ぶくれが帯状に広がり、痛みの度合いも強いのが特徴です。

ヘルペスは自然に治りますか?

ヘルペスは自然治癒する病気ですが、治癒するまでに4週間ほどかかります。
しかし、治癒までの間に水ぶくれが広範囲に及ぶほか、頭痛や発熱、足の付けのリンパ節が腫れるなどといった症状が現れます。
抗ウイルス薬を使用・服用すれば、治療期間は半分以下に短縮できます。

ヘルペスはどうしたら早く治りますか?

ヘルペスは1日では治りません。
しかし、早期治療を行うことで症状を素早く抑え、治るまでの期間を短くすることができます。
抗ウイルス薬を服用すれば2~5日ほどで症状は治まります。
また、性器ヘルペスでは性的パートナーが多いほど感染リスクが高まります。

ヘルペスに抗生物質は効きますか?

抗生物質は、細菌を抑える薬なのでウイルスが原因のヘルペスには効きません。
ヘルペスウイルスには、ファムビルやバルトレックスといった抗ウイルス薬が有効です。

ヘルペスかどうか分かりません。他に似た病気はありますか?

ヘルペスの疑いがある場合には、皮膚科や泌尿器科、婦人科などで検査を受けてください。
ヘルペスと似ている症状には、口角炎、手足口病、とびひ、カンジダ症、梅毒などがあり、治療方法は異なります。

水ぶくれがなくなったら性行為をしても大丈夫?

表面上で症状がなくなっていても、体内ではウイルスが残っている場合があります。
特に口唇ヘルペスは、水ぶくれの中だけでなく、唾液の中にウイルスが隠れている場合もあります。
水ぶくれがなくなったとしても、治療期間中は性行為をしないでください。
治療終了後の症状がない状態であれば、患部だった部分から相手に感染させる心配は少なくなります。

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