多汗症・ワキガの悩みを解決!タイプ別で選ぶ・発汗を抑制する薬

「水滴がしたたるほど手のひらが汗まみれ…」「汗の臭いが気になって1日に何度も汗拭きシートを使っている」など、多汗症やワキガの悩みは人に気づかれやすい分、悩みも大きくなりがちです。

汗の量や臭いをなくしたいと考えている人には、発汗を抑える医薬品がおすすめです。
臭いをごまかすデオドラント剤とは違って汗のものを減らすので、見た目も臭いも大きく改善します。
また、毎日のバスタイムに抗菌作用の強い石鹼を取り入れることで、気になる臭いをしっかりと除去・予防できます。

誰にも相談しづらい汗の悩みは自分でこっそりケア!
汗で濡れた服や臭いを気にすることなく、快適な毎日を送りましょう。

目的 発汗を抑える 汗の臭いを抑える
こんな人におすすめ 手のひらやワキなど、目立つ部分の汗を止めたい 頭や顔など、制汗剤を使いにくい部分に大量の汗をかく 不安や緊張を感じると汗がふき出す 他人よりも体臭や汗の臭いが強い気がする
商品 パースピレックスローション プロスパス グランダキシン プレモン石鹼
パースピレックスローション
(塗り薬)
プロスパス
(飲み薬)
グランダキシン
(飲み薬)
プレモン石鹼
3,140円
(100ml)
4,940円
(100錠)
2,370円
(50錠)
2,510円
(100g)
副作用 塗布部分の赤み、かゆみ 口の渇き、便秘 など 眠気、倦怠感 など -

多汗症やワキガを根本的に治すためには外科手術がもっとも確実ですが、肉体的にも経済的にも負担が大きくなりがちです。
その点、薬を使った治療は負担が軽く手軽に取り組めます
目的に合わせて治療薬の併用は可能です。悩みに合わせた商品選びで、汗や臭いを気にしない生活を目指しましょう。

発汗を抑制する薬の購入方法

発汗抑制薬は、1.病院処方、2.オンライン診療、3.海外通販で購入できます。

ドラッグストアや量販店、楽天やAmazonといった通販サイトで買えるのは、汗の臭いを和らげるデオドラント剤のみ。
発汗そのものを抑える薬は、医師の処方がなければ購入できません

しかし、汗の悩みを他人に相談したりワキを見せたりすることに、恥ずかしさやストレスを感じる人がいるかもしれません。
誰にも相談せずに多汗症対策を始めたいという人には、処方箋不要で治療薬が購入できる海外通販がおすすめです。

購入方法の選び方

病院処方
 └ 多汗症に効く薬の効果やリスクについて教えてもらいたい

オンライン診療
 └ 多汗症について医師に相談してみたいけど、病院へ行く勇気がない

海外通販
 └ できるだけ費用をかけずに効果的な薬を試したい

市販、楽天やAmazon
 └ 購入できるのは制汗剤のみ(※治療薬は販売されていません)

病院処方

こんな人におすすめ

・冬でも汗がひどいけど、病気かどうかは分からない

・汗を止める薬を試してみたいが副作用がないか心配

・市販のデオドラント剤では汗の臭いが抑えられず、外出が不安

多汗症やワキガは、皮膚科や形成外科などで診てもらえます。
飲み薬・塗り薬ともに処方されていて、発汗に対する恐怖が強すぎて精神的な不調が起きている人には、グランダキシン(有効成分・トフィソパム)や抗コリン作用があるパキシル(有効成分・パロキセチン)といった抗不安薬を使用する場合もあります。

また、交感神経遮断や汗腺除去といった外科手術の選択肢も。
治療にかけられる予算やどんな風に治したいかといった希望を伝え、不安をなくしながら治療を進めることができます

病院処方のメリット ・多汗症の原因やタイプを診断してもらえる
・ワキガの正しい対策や治療法を教えてもらえる
・目的や予算に合った治療法を直接相談できる
病院処方のデメリット ・塗り薬は基本的に保険適用外で、費用がかさみやすい
・汗の悩みについて話すのが恥ずかしく、受診がストレスになる

オンライン診療

こんな人におすすめ

・周りの人にバレないよう治療を始めたい

・汗を止める飲み薬が欲しいけど、近くに扱っている病院がない

オンライン診療は、病院へ足を運ばなくても治療薬が購入できる手軽な方法です。
スマホ越しで問診を行うため、対面診療のような恥ずかしさを感じることはありません。

また好きな場所・タイミングで受診できるため、診察や薬の受け取りまでにかかる時間を大きく短縮できるのもメリットのひとつ。
ただし、オンラインでの初診は受け付けていない病院もあるため、受診条件や費用費用などを調べてみて自分に合った病院を選びましょう。

を感じている人におすすめです。

オンライン診療のメリット ・文字でのやりとりや画面越しの問診なので、恥ずかしさが軽減される
・誰かと顔を合わせることなく治療薬が購入できる
オンライン診療のデメリット ・病院を受診したことがない人は診てもらえない場合がある
・自分の臭いの強さを正確に伝えられない

海外通販

こんな人におすすめ

・発汗を止める薬を試したいが誰にも相談したくはない

・海外で人気の薬やデオドラント剤があるなら試してみたい

海外通販では、海外製の多汗症治療薬を現地から直接取り寄せます。
これは個人輸入といって、厚生労働省が認めている安心・安全・合法な方法です。(厚生労働省-医薬品等の個人輸入について)

処方箋が必要ないので、通院・受診で生じる恥ずかしさやストレスなどを感じることなく多汗症対策を始められるのが最大のメリット。
また、薬以外に外国人向けのデオドラント剤も扱われているので、日本の製品に物足りなさを感じている人におすすめです。

海外通販のメリット ・対面、オンラインなどの受診なしで治療薬を購入できる
・日本では手に入りにくい薬やデオドラント剤が手軽に買える
海外通販のデメリット ・治療薬の使い方や副作用について教えてくれる人がいない
・注文してから手元に届くまで2~3週間ほどかかる

発汗を抑制する薬の種類と働き

治療薬は、多汗症の原因や度合いによって使い分けます。
もっとも効果的なのは塗り薬と飲み薬の併用ですが、副作用のリスクもあるため塗り薬から段階的に試してみましょう。

薬の種類 塩化アルミニウム
(塗り薬)
抗コリン
(飲み薬)
抗不安薬
(飲み薬)
代表的な薬名 パースピレックスローション プロスパス グランダキシン
作用 汗管を塞いで発汗を抑制 汗の生成を阻害する 緊張や不安を取り除いて汗を抑制
メリット 副作用が軽い 全身の汗の量が減る 頓服薬としても使用できる
デメリット 効果を実感するのに2~3週間かかる 眠気やめまいが起こりやすい 眠気やふらつきが起こりやすい

塩化アルミニウム(塗り薬)

塩化アルミニウムは、汗が作られた場所から出口まで繋がっている管や汗の出口を防ぐことで、発汗量を減らします。

代表的な薬名 パースピレックスローション
効果 汗管を閉塞して発汗を抑える
塗り方 就寝前に脇や手のひらに塗り、翌朝洗い流す
副作用 塗布部分の赤み、かゆみ
禁忌・注意 塗布部分の赤み、かゆみ

塩化アルミニウムの使用を続けると汗の出ない状態が定着し、体内にある汗を作る機能や細胞の構造に変化が生じさせます。
人間には、必要ないと判断した細胞や構造を萎縮させる働きがあるため、汗が生成されなくなります。

汗の量が少なくなる効果を実感するまで2~3週間ほどかかりますが、汗の生成が減った後は塗り続けなくても生活に困らないレベルまで改善できます。

抗コリン薬(飲み薬)

抗コリン薬は発汗の元となるアセチルコリンの生成を阻害し、汗の量を軽減します。

代表的な薬名 プロスパス
効果 アセチルコリンの働きを抑えて発汗を抑制
飲み方 1回1錠を1日3~4回服用する
副作用 眠気、口の渇き、便秘 など
禁忌・注意 緑内障や前立腺肥大症、心疾患、麻痺性イレウス持ちの人は使用不可

抗不安薬(飲み薬)

抗不安薬は交感神経と副交感神経のバランスを改善してメンタルを安定させ、不安や緊張による発汗を軽減させます。

代表的な薬名 グランダキシン
効果 緊張や不安を取り除いて発汗を抑制
飲み方 1回50mgを1日3回服用する
副作用 眠気、倦怠感 など
禁忌・注意 ロミタピドメシル酸塩を服用している人は使用不可

交感神経は日中活動に必要な神経ですが、自律神経のバランスが崩れると心拍数が多くなり過度な緊張や不安を招くため、従来の制汗剤では汗を止められません。
本剤を使用することで、緊張や不安からくる汗を抑制できます。

また抗不安薬を多汗症に用いる場合は、緊張や不安が起きそうな場面の前に頓服薬として使用することも可能です。

多汗症治療についてよくある質問

多汗症はどうやって治せばいいですか?

治療方法は、6種類あります。

1.塩化アルミニウムを配合する塗り薬を使用する
2.飲み薬(プロスパスやグランダキシン)を服用する
3.漢方薬(防已黄耆湯や桂枝加黄耆湯)を服用する
4.ボツリヌス療法(注射)
5.イオントフォレーシスを受ける(手術)
6.交感神経遮断術(手術)

塗り薬や飲み薬を用いても症状が改善しない場合は、医師に手術の相談をしましょう。

頭や顔の汗がひどいです。多汗症は何科を受診すればいいですか?

頭や顔の汗は、皮膚科を受診しましょう。
頭や顔以外にも汗の症状が酷い場合は、全身多汗症の疑いがあるため、神経内科や内分泌内科がおすすめです。

多汗症の薬物治療ではどんな薬を使いますか?

一般的には抗コリン剤が使用されます。
多汗症の中で唯一保険が適応されるのは、抗コリン薬のプロバンサインだけです。

汗っかきと多汗症の違いは何ですか?

汗っかきの人は、運動や気温の上昇によって汗をかき体温調節をしています。
しかし多汗症の人は、運動や気温の上昇とは関係なく、手のひらや足の裏、脇下、頭や顔などに大量の汗をかきます。

ワキガは自然に治りますか?

ワキガを自然に治すことは不可能といわれています。
ワキガを発症するかどうかは、汗腺の大きさや数といった生まれつきの状態で決まっています。
遺伝的な症状のため、自然治癒はできません。
ワキガを完治させたい場合は、汗の原因となるアポクリン汗腺を完全に取り除くか、再生しないように破壊する外科手術を行います。

ワキガになる人の特徴は?

ワキガの原因となるアポクリン汗腺と毛穴は繋がっており、ワキ毛の量が多い人はアポクリン汗腺の量も多いという特徴があります。
そのため、アポクリン汗腺の量が多い人ほど、臭いの元になる汗の分泌量が増えるため、ワキ毛が多い人は、発症する可能性が高いと言えます。

ワキガクリームとは何ですか?ワキガを治せますか?

ワキガクリームには、汗を作っている汗腺の出口を締めることで、汗や皮脂の量を一時的に減らす効果があります。
汗と皮脂量が減ることによってワキガ特有の臭いを軽減しますが、ワキガクリームでワキガを治すことはできません。
治療を目的とする場合は、薬物療法か外科手術を検討しましょう。

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