早漏の原因
早漏の男性は「パートナーをがっかりさせてしまうかもしれない」という不安から、セックスに対して積極的になれないことがあります。
そもそもなぜ早漏になってしまうのでしょう。実は早漏の原因は大きく分けて2つあります。
原因を把握していれば改善法も見えてくるもの。早漏の悩みをすっきり解消するためにも、早く射精してしまう原因に注目してみましょう。
早漏の原因1【器質性早漏】
「自分の意思とは関係なく射精してしまう」という症状の場合、器質性早漏の可能性が高いでしょう。
精神的なストレスや不安の有無に関わらず、身体そのものの変化や異常によって起こる症状のほとんどは器質性です。
器質性早漏を細かく分けると以下の2つが最も多いといえます。
衰弱性早漏

これはいわゆる「加齢」が原因で起こる早漏を指します。
身体の衰えに伴い射精管閉鎖筋という筋肉の機能が低下すると、刺激に耐えられずに精子を放出してしまい、結果的に早漏になってしまうのです。
30代前後の男性も筋力の低下による早漏になってしまうケースがあるため、注意が必要です。
包茎性早漏

日本人男性の約6割以上は包茎だと言われています。そして包茎が原因で早漏になってしまうことは珍しくありません。
包茎にも様々な種類があり、カントン・仮性・真性などに分けられます。常に包皮をかぶっている状態だと、通常よりも亀頭が敏感になり、ちょっとした刺激でも射精してしまうようになってしまいます。
包茎による早漏は手術などで改善される可能性がありますが、専門的なトレーニングで解消する方法も効果的です。
早漏の原因2【心因性早漏】
心因性早漏は緊張や不安などが引き起こすもの。身体の状態とは関係なく、精神面が早漏の原因になっていることを指します。
特にセックスに慣れていない経験不足の男性に多く、経験を積むことで解消されることもあります。
ただし早漏は複数の原因によって発症することもあるため、経験だけでは解消できない場合も多いでしょう。
心因性早漏の中で代表的なものは以下の2つです。
過敏性早漏

過敏性とは「敏感すぎること」を指します。
性的興奮や不安、または緊張などにより感度が高くなると、射精するタイミングが早くなってしまいます。
過敏性早漏は若年性に多いとされていますが、セックスに慣れていない男性であれば誰にでも起こり得るものです。
ストレス性早漏

日常生活の中で生まれたストレスが原因で早漏になることがあります。
ストレスを感じると脳内で分泌されるはずの伝達物質が不足し、射精をうまくコントロールできなくなってしまうのです。
セックスに苦手意識があり、行為そのものがストレスになっている場合も、男性によっては早漏気味になってしまいます。
早漏とEDの関係性

ナイトライフにおける男性の悩みの1つに「ED(勃起不全)」があります。
早漏と同じく多くの男性がEDの問題を抱えているのですが、実は早漏とEDは併発することが多いのです。
そもそもEDとは勃起しにくくなる症状であるため、早漏とは関係ないように思われがちです。しかし勃起した状態よりも勃起していない状態の方が刺激を感じやすく、その結果我慢できずに射精してしまいます。
また、早漏とEDを併発してしまう原因として考えられるのは以下の2つです。
ホルモンバランスの問題
早漏とEDの共通点は「ホルモンバランス」が大きく関係するということです。
男性ホルモンはストレスや加齢、または生活習慣の乱れなどで分泌量が少なくなってしまうことがあります。しかし男性ホルモンは勃起に欠かせない要素です。
勃起力の低下に伴い陰茎の筋力(射精管閉鎖筋)が衰え、早漏を併発するリスクは高くなります
不安や焦りによるもの
EDの症状の程度は人それぞれですが、勃起しにくいことに加え、勃起が続かないことも症状の1つです。
努力して勃起させたのはいいものの、その状態を保つことは簡単ではありません。中折れしてしまうケースも多いでしょう。
EDの男性は、「勃起している間に射精する」ということを意識しすぎて、その焦りから早めに射精してしまうことがあります。
精神的なストレスが溜まるほどに症状は重くなるため、早期改善が肝心です。