シミの種類と原因

顔や肌に現れるシミにも色々な種類があり、特徴も見た目の状態も異なります。
自分のシミのタイプや原因を知り、日ごろのケアや予防に役立てていきましょう。シミの種類は以下があります。

  • 老人性色素斑
  • 肝班
  • 雀卵斑(そばかす)
  • 対称性真皮メラノサイトーシス
  • 脂漏生角化症
  • 炎症後色素沈着

それぞれのシミの特徴と原因を説明していきましょう。

老人性色素斑(ろうじんせいしきそはん)

老人性色素斑(ろうじんせいしきそはん)

老人性色素斑はシミ代表とも言える症状で、シミの95%がこの老人性色素斑であると実臨床で分かっています。
淡褐色で境界明瞭であるのが見た目の特徴です。

中年以降に発症する場合がほとんどで、顔や手の甲、腕の皮膚に現れます。高齢者の顔にあるシミのほとんどがこの老人性色素斑です。
年齢と共に現れる理由としては、加齢によるターンオーバー(肌の生まれ変わりサイクル)の乱れや細胞自体の老化などが関係しています。

老人性色素斑の原因

老人性色素斑の原因は紫外線です。
長年の紫外線による肌へのダメージの蓄積と皮膚内のメラニンの増加によりシミとなって肌にできはじめます。

20代の若いうちに現れる場合もある

若い間は肌の水分量が高く、肌バリアも正しく機能しやすいため、肌のターンオーバーも正常に行なわれます。その理由から老人性色素斑が表面化しにくいのですが、実は20代のうちに現れる場合もあるのです。
年齢に関わらず紫外線を大量に浴びていた場合は、若くても老人性色素班が見られる人も少なくありません。

肝班(かんぱん)

肝班

肝班は女性に見られるシミ症状で、30~40代に発症する場合が多く、生理閉経後の60代をすぎる頃から薄くなる傾向にあるようです。
両頬骨に沿って左右非対称に、目尻の下あたりに左右対称にあるのは肝班である可能性が高いでしょう。
比較的広い範囲に、輪郭がはっきりとしない形で広がっているのが特徴です。

シミ治療は種類に応じて行ないますが、肝班は見分けるのが難しく、症状を正確に見極めなくてはいけません

肝斑の原因

肝班は紫外線によるダメージだけではなく、妊娠やピルの服用、生理、精神的ストレスなどによる女性ホルモンバランスの乱れから発症するとされています。
また過度のマッサージなど物理的な刺激は悪化の原因です。

雀卵斑(じゃくらんはん)

雀卵斑

雀卵斑は一般的にはソバカスと呼ばれるシミ症状です。
薄茶色をした小さな斑点が顔の鼻から頬の回りを中心に散在し、白人種や日本人でも色白の人に見られる傾向があります。

幼児期からでき始め、年齢と共に色は濃くなり数も増える場合も。思春期以降になると薄くなる人もいます。

雀卵斑の原因

ソバカスの原因の1つが遺伝です。
ソバカスはメラノサイトというメラニンを作る細胞が元になっています。メラニンはユーメラニンフェオメラニンがあり、黒髪のアジア人はユーメラニンの保有量が多く、赤毛やブロンドヘアの白人はフェオメラニンの保有量が高いです。

メラニンの量を決定するのはMC1Rという遺伝子で、ソバカス発症に関わっています。
MC1Rを有する人はフェオメラニンを作りやすくなり、そばかすが生じやすくなるのです。

紫外線はそばかすを誘発します

ソバカスのできやすさは遺伝子により左右されますが、紫外線の影響が加わる事によりさらに誘発されます。
ソバカスは年齢を重ねるとともに現れる場合もあるでしょう。紫外線によるダメージで細胞内の活性酸素が増え、メラニンが過剰分泌され発生します。

対称性真皮メラノサイトーシス

対称性真皮メラノサイトーシス

老人性色素班やそばかすのように表面部分にできるシミとは違い、対称性真皮メラノサイトーシスは、表面よりも深い真皮部分に発生します。
通常のシミとはできる場所が異なり、かなり大きな広範囲にできてしまう場合があります。

シミというよりは痣と呼ぶ方が正しく、生まれつきできやすい体質の人も。
幼い頃に発症する人、20代後半になって急に現れる人も少なくありません。

対称性真皮メラノサイトーシスの原因

紫外線によるダメージやストレス、肌細胞の老化、劣化、ホルモンバランスの乱れにより誘発されます。
対称性真皮メラノサイトーシスが現れる部位に色素細胞が集中し、上記の要因によって一気に表面化する場合が多いです。

脂漏性角化症(しろうせいかくかしょう)

脂漏性角化症

脂漏性角化症は皮膚良性腫瘍の1つとされ、別名老人性イボと呼ばれています。
シミがさらに進行し角化した状態で、皮膚のどこにでも生じる可能性があるものです。

初めは1~2mmくらいの大きさですが、放置すると次第大きくなっていきます。 良性の腫瘍ですが、皮膚がんとの区別が難しいため注意が必要です。

脂漏性角化症は60代になると80%の現れ、80代ではほぼ100%の人に見られます。

脂漏性角化症の原因

脂漏性角化症の原因は解明されていませんが、紫外線によるものではないかとされています。
紫外線が原因で生じる老人性色素班はシミとして表面化するのに対し、脂漏性角化症はターンオーバーの滞りにより皮膚そのものが角化してイボ状となってしまいます。

炎症後色素沈着

炎症後色素沈着

炎症後色素沈着とは、肌の炎症によるシミです。
肌へ外的な刺激があると、色素細胞からメラニンが分泌され、皮膚を保護しようとする働きがあります。

分泌されたメラニンは肌のターンオーバーと共に排出されますが、滞ればシミとして色素沈着してしまいます。
炎症後色素沈着は時間の経過と共に自然と消える場合がほとんどです。しかしシミが消えるまで数年かかる事もあります。

炎症後色素の原因

炎症後色素沈着の原因は、日焼けやニキビ、傷、ヤケド、虫さされなどの外傷です。
また、衣服の擦れやナイロンタオルの使用などの物理的刺激によっても引き起こされます。

さらに紫外線を浴びると、生じた色素沈着がさらに悪化してしまいます。

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